1. HOME
  2. 技術フォーラム
  3. 開催報告
  4. 第30回 日本NCSLI 技術フォーラム 開催

Technical Forum

技術フォーラム

第30回 日本NCSLI 技術フォーラム フォトセッション
開催報告

第30回 日本NCSLI 技術フォーラム 開催

世界的な新型コロナウィルス感染拡大を受けて、2020年、2021年と開催を見送ってきましたが、3年ぶりに開催を決定し、2022年11月11日(金)に東京都大田区産業プラザPiOにて、第30回日本NCSLI技術フォーラムを開催いたしました。

今回、新型コロナウイルス感染防止対策を実施した上で、参加人数を制限しての開催となりましたが、後援の国立研究開発法人産業技術総合研究所から2テーマの講演をはじめとする8つのテーマの講演会と併設の展示会が行われ、講演者、展示出展者、サポートスタッフ含め総勢107名の皆様に参加いただきました。

第30回を迎えた今回、記念講演として「日本NCSLIの30年の歩み」についてもご紹介しております。

講演者、参加者、また多くの運営協力者の皆様の協力にて成功裡に終えることができましたことをこの場を借りて御礼申し上げます。

講演会

マイクロピペットによる体積測定の精確さの管理

国立研究開発法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター (NMIJ, AIST) 城野 克広
講演概要
マイクロピペットによる体積測定は再現性のばらつきが大きく、従来、個々の試験所では精確さの見積もりが困難であった。本講演では、この10年の間に、日本計量機器工業連合会マイクロピペット・トレーサビリティ研究会及びIAJapan体積分科会などが主体となり実施した、複数試験所が参加する共同測定を通した体積測定の再現性の評価結果をご紹介する。講演者はこれらの試験に委員あるいはアドバイザーの立場で解析に協力した。

JEMICにおける低温域での白金抵抗温度計の校正の現状

日本電気計器検定所 (JEMIC) 小平 和明
講演概要
現在、JEMICが実施している14 Kから273.16 Kの温度域での白金抵抗温度計に関する校正業務の概要を説明する。

日本NCSLI 30年の歩み

日本NCSLI 山崎 陽生、東郷 孝志
講演概要
1992年のNCSL日本支部会合から始まり今日まで続いている日本NCSLIの活動は、計量・計測標準に関わる幅広いテーマを取り上げた技術フォーラムの開催が主で、関係する企業・組織等のメンバーが協力し、はかる技術・はかる管理を通した交流の機会と場を提供してきた。今回30回目を迎える技術フォーラムにあたり、今までを振り返り改めて日本NCSLIを紹介する。

直尺・巻尺校正装置の開発

一般財団法人日本品質保証機構 (JQA) 小林 紗矢香
講演概要
一般財団法人日本品質保証機構 中部試験センターは2021年、レーザ干渉計システムを用いた直尺・巻尺校正装置を新規開発した。本装置は既存装置と比較してAbbe誤差の低減や作業性の向上を達成した。本講演ではレーザを用いた測長原理と装置の測定機構、および校正対象品目を紹介する。また本装置を用いた校正における不確かさ要因を挙げ、その低減策を述べる。加えて、装置開発にあたって工夫した点についても述べる。

フルークのアーティファクト校正と8.5桁DMMの校正におけるその使用法

株式会社テクトロニクス&フルーク フルーク社 馬渕 瑶子
講演概要
様々な市販の測定器に見られるアーティファクト校正の概念を確認するとともに、校正器の性能を最大限に引き出す効果的な方法としてのアーティファクト校正についての歴史や、より高度な一次標準器を用いた従来の定期校正と比較した場合の性能向上について説明する。また8.5桁DMMの校正をより効率的に行い、信頼性を向上させるために使用する方法を提案する。

時間・周波数巡回比較試験結果の報告

株式会社村田製作所 柴崎 洋
講演概要
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) 計測トレーサビリティ専門委員会は、JCSS制度の技能試験として2021年度に時間・周波数の巡回比較試験を実施した。時間・周波数の外部技能試験プログラムは2015年に続き実施された巡回比較試験であり、本講演では実施結果及び技能試験に関する課題について述べる。

小型プログラマブルジョセフソン電圧標準装置の導入について

アズビル株式会社 新沢 陽介
講演概要
社内の直流電圧標準として長年使用してきたツェナー型電圧標準器の老朽化に伴い、原理的に経時変化せず、任意の電圧を出力でき、且つ操作性に優れた小型プログラマブルジョセフソン電圧標準装置を導入した。この装置の使用状況と自社の測定システムにおける検証結果を紹介する。

熱インダクタンスを模擬した固体中の熱の逆流現象

国立研究開発法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター (NMIJ, AIST) 大川 顕次郎
講演概要
小型・集積化が進む電子機器の性能劣化や故障を防ぐため、熱の制御は重要な技術課題である。本研究では、電流による固体材料中の熱の流れを理論的に解析し、熱が低温から高温へ局所的かつ過渡的に逆流する「熱インダクタンス現象」の発現条件を明らかにした。さらに、理論に基づき条件を最適化し、熱電材料を用いて固体中の熱の逆流を実証した。今回の成果は、固体材料の従来にない高度な局所的熱制御技術に道を拓くものである。

 

展示会

第30回 日本NCSLI 技術フォーラム 展示会

製品展示

  • 株式会社テクトロニクス&フルーク
    「マルチファンクションキャリブレータ、リファレンス・マルチメータ、他」
  • マキシメーター・フルード・テクノロジーズ株式会社
    「圧力校正器、テストポンプ、温度校正器」
  • アルファ・エレクトロニクス株式会社
    「標準抵抗器、デジタル式精密可変抵抗器、他」
  • 株式会社メビウス
    「自動校正システム」
  • 三協インタナショナル株式会社
    「Mensor製 圧力コントローラ、WIKA(ASL)製 温度校正器」
  • 山里産業株式会社
    「英国ISOTECH社製 温度校正装置/SPRT」
  • 株式会社大手技研
    「圧力校正器、デジタル基準圧力計、気体流量用校正ターミナル」
  • 横河計測株式会社
    「ディジタル圧力計、プロセスキャリブレータ、圧力キャリブレータ、他」
  • キーテクノ株式会社
    「位相計、位相標準器、精密自動電圧分圧器、AC/DCシャント」
  • メジャーメンツ インターナショナル ジャパン株式会社
    「温度ブリッジ 6020T」
  • 神栄テクノロジー株式会社
    「物流用小型ロガー G-TAGシリーズ」
  • スペクトリス株式会社 ホッティンガー・ブリュエル・ケアー事業部 (HBK)
    「音響振動トランスデューサ校正装置、高精度トルク変換器、超高精度ひずみセンサ用増幅器等」

カタログ展示

  • 一般社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA)
    「JEITA概要パンフレット、計測トレーサビリティ専門委員会紹介フライヤー等」
  • 一般財団法人日本品質保証機構 (JQA)
    「ISO/IEC 17025に基づく計測器の校正サービス」
  • 日本電気計器検定所
    「計測器校正に関するパンフレット」
  • 株式会社テクトロニクス&フルーク
    「電気校正器における校正のノウハウについて」

 

開催情報

第30回 日本NCSLI 技術フォーラム (講演会)

【開催日時】2022年11月11日(金)
■講演会: 10:00~16:50
■展示会: 11:00~15:30
■2022年度総会: 12:00~12:10
■フォトセッション: 12:10~12:15

【場所】大田区産業プラザPiO 4Fコンベンションホール(〒144-0035 東京都大田区南蒲田1-20-20)

【主催】日本NCSLI
日本NCSLI (NCSL International - JAPAN)

【後援】国立研究開発法人 産業技術総合研究所
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 (AIST)

技術フォーラム

リンク

Translate »